『Fate/staynight [Realta Nua]』

これまでに年齢制限付きのPC版『Fate/staynight』、シナリオの修正やボイスの収録を追加し、ゲームのタイトルも『Fate/staynight[Realta Nua]』と改めたPS2版が発売されたところへ、仕様はPS2版のままにVitaへ移植されたのが本作です。
ビジュアルノベルというジャンルなだけに、イベントスチルをVitaの高画質な画面で楽しめるのは、それまでのファンにとっても、ここから入ったファンにとっても嬉しい移植でした。
もちろんゲームのシナリオが面白いのは変わらず、臨場感のあるSEで、英霊たちが刃を交えるヒロイックな世界観にも、少女との日常パートにも没入することが出来ます。
舞台は日本の地方都市、冬木の地。この土地に現れる『聖杯』を巡り、資格を得た七人の魔術師がそれぞれ過去の英雄――英霊を『サーヴァント』として従え、その所有権を争う、というのがこの話の前提です。
主人公、衛宮士郎は半人前の魔術使いでありながら、この戦いに巻き込まれるため、彼を支える三人の少女たちが、それぞれ三つのルートの軸になります。
文量はルートを追うごとに増える一方ですが、序盤で明らかになった事実へ更に肉付けされるので、それぞれのルートで新たな発見が、という構成になっています。
お陰で単なる周回プレイとは全く別物の楽しみ方が出来ると思います。
また、この移植にあたって、三つのルートそれぞれに新たなOPムービーが制作されました。特に間桐桜ルートに新たなムービーがつくのは初めてのことで、まさにファン待望の、といったところです。